| 蒼彙's profileEgotistの妊娠LifeBlogLists | Help |
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出産決意まで⑥ある人が言った
「デキちゃった結婚は女の作戦」だと
そんな風にしか、妊娠・出産を考えられない人を旦那に持った
相手の女性を可哀想に今なら思う
女性が妊娠し、個人差はあるけど、つわりや体調の変化の中、
母性を育み、新しい生命を誕生させる
それは並大抵のことではなく、そして、簡単に「産む」っと、決断できるものではない
男も「養う」ということでそれまでの自由を奪われるけど、女はそれ以上
前処置の前夜、一晩、今までの自分を振り返り、これからのことを考えた
彼の涙を見て、ようやく命の尊さに気付き、私は初めて向き合ったのだ
赤ちゃんはお母さんを選ぶと言う
どうして私だったの?
お腹に手を置き、問いかける
暗闇の中で見た、自分の内に存在する、“女”の自分
強くて、そして、弱い“女”に、そっと触れ、抱きしめる
お腹の中の小さな、小さな赤ちゃんと共に
暗い夜が明け、空が徐々に明るくなっていく
私の心にもその光が射す
自分のこれからの可能性や、将来よりも
この子を産むことの方がどれほど重要なことだろう
この子を一生、守っていこう
母性が芽生えた瞬間だった
人を愛することを、生きる意味を見失っていた私に
彼と、赤ちゃんが導いてくれたように思った
それまで、猜疑心を拭えず、荒んだ生活を送っていた
それを彼と赤ちゃんに救われた
そう、今では思っている
5時まで待って、それ以上、待ちきれなくて、彼にメールした
「今さらですが、産んでいいですか?」
すぐに返信が来た
「もちろん」
下に降り、母に言った
妊娠のこと、手術しようかと悩んでいたこと、そして、彼のこと
ショックを受けた様子だったけど、
「赤ちゃんがおるんやったら、すぐに一緒になりなさい」っと言ってくれた
その事を彼に告げ、その日の晩に彼に両親に会ってもらう
父には衝撃が強すぎるからと、赤ちゃんのことは内緒にしたけど
それでも父は彼と目も合わそうともしなかった
父は大反対だった
一週間ほど、父の不機嫌が続き、ある晩、母が父に、こう言ったらしい
「彼以上の人を見つけ出してあげることができるの?」っと
その言葉を聞き、父はようやく、折れ、彼の部屋で食事もし、
彼に「娘をよろしく頼む」っと握手を交わすまでになった
言葉で「妊娠し、一緒になります」っと言っても大変なのだ
2人だけの問題ではなく、周りの家族を巻き込み
自分達の意思や考えだけでは、どうしようもなくなってしまうことだってある
私は彼と結婚し、出産することを選らんだけど、中絶が正しいとか、正しくないとか、
その目線で論ずるのではなく、相手と、宿した命と、そして自分自身とちゃんと向き合うことが大切だと思う
そんな偉そうなことを言いつつも、私は恵まれていた
彼は逃げずに、どっちの選択をしても責任を取ってくれようとしていたのだから
なので、日に日に彼には感謝している
彼にもらった手術費用を返そうとしたけど、断られた
「病院の検診とかに使い」っと
「残るやろうから好きに使ってええで」っと言われたけど
「そんなことに使いませんよ!赤ちゃんのために使います!」っと言ってありがたく頂戴した
この先、きっと困難なことにぶつかるだろう
だけど、覚悟と、信頼さえあれば、乗り切れる
そう、信じて邁進していけば、きっと、道は開けると、信じて 出産決意まで⑤GW中、外泊は控え、毎日、彼と過ごした
どこに行くワケでもなく、ただ、彼と一緒に過ごした
赤ちゃんを宿したからなのかもしれないけど
不思議なことに、毎日会っても、苦にならなかった
気まぐれで、気分屋の私は誰と関わっても毎日のように会うことに抵抗を感じていた
「冷めている」と、言われたこともあったし、「本当に俺のことが好きなの?」っと
言われたことも多々あった
でも、仕方がないのだ
私はこういう風にしかできないのだから
それに納得できないのなら、関係を切るしかない
相手の要求に応えることはできないのだから
だけど、彼は違った
誰と過ごしても感じていた、別れた後の虚しさや、疲れを感じなかった
逆に別れた後の寂しさを感じ、毎日会ってるにも関わらず、ベットの中で恋しくて涙ぐんだりした
手術の前日、彼の部屋で過ごした
夜になり、テーブルに彼が同意書を置く
「判を押すよ?」っと、私に確認しながら、署名した横に判をした
それを受け取り、涙が溢れてきて、再び、私は泣いた
彼の前で泣くのはこれで何度目だろう?
だけど、今日で最後なんだ
そう、思うと、涙が止まらなかった
彼が横に来て、私を抱きしめる
啜り声をあげながら、ふと、テーブルの上に落ちる粒に目がいった
「?」
私の首に伝う雫を感じ、彼の涙なんだと気付き
家族以外の大人の男性が泣く姿を初めて見て、戸惑う
彼は泣きながら、鼻声で「産んで」っと言った
彼の目を見つめ、泣くのをやめ、しばらく考えた
心は揺れ動いた
だけど、「やっぱり、産めない」っと、最後の意思表示をし、同意書をバックに入れた
車で送ってもらう途中、急にお腹が吊るような痛さに襲われ、
別れの挨拶もろくにせず、彼と別れた
力を抜いてもお腹に緊張が走ったような吊る痛みは治まらない
まるでお腹の赤ちゃんがわかっているように思えた
「朝起きたら、連絡して」っと別れ際に言われた
前処置の日はちょうど日曜日だったので、病院まで送るっと
だけど、私は一人で行くつもりだった
手術をすると決意した時に彼に言ったのだ
「手術をすることを決めたのは私だから、このことは私が一生背負っていきます
貴方はこのことに囚われずに、貴方の人生を歩んでください」っと
手術をした後、赤ちゃんの供養に行き、私一人で一生背負っていこうっと思った
自分一人で、自らの手で消した命を、傷を背負っていこうと思った
それが自分にできる赤ちゃんへの精一杯の供養だと、思った
自分勝手なことかもしれないけど、私の命が尽きるまで忘れてあげないことがこの子の供養だと
そう思った
寝る前、彼にメールをした
彼の家族の話を聞いた時、私は彼の孤独に触れ、この人の子供を産みたいと思った
だからと言って、今、産むことはできない
泣きながら携帯の文字を打つ
「ごめんなさい」っと、最後に付け加え、送信した
1時間ほど眠りに落ち、暗い部屋に響く、雨音に耳を傾ける
そういえば、彼に妊娠をしたことを告げた夜も雨が降っていたっけ・・・
それから眠気は来なかった
長い一日が始まろうとしていた 出産決意まで④帰りの車の中
いつものウルさすぎるおしゃべりの調子で
とりとめない話から、本題へと入った
「考えたんですけど、やっぱり、1ヶ月ぐらいしか付き合っていないのに
結婚して出産まで気持ちを持っていけないです」
「・・・・・・・・・」
「昨日、病院に行って、手術の予約をしてきました」
会社に半休をもらい、午前中、病院に行き、
看護婦さんに「決心したのね?」っと確認され、頷いた
看護婦さんに手術の内容を聞く
「麻酔もしますし、5分程度で終わる手術ですから」
そんな簡単に・・・そう、思わずにはいられない
手術の前日に前処置として、ラミナリアを挿入
それが1日かけて膨らみ、子宮口を広げ、手術時に子宮を傷付きやすくないようにする
そして、翌日、筋肉注射と、点滴、麻酔をし、
器具で子宮内を掻き出し、子宮に宿った、赤ちゃんを・・・
その後、一週間は仕事を休み、安静にし、
その間、処方された抗生物質と、消毒に来院し、何事もなければ通常の生活に戻れるらしい
病院が言うには「手術後の処置をちゃんとしてもらえれば、大丈夫です」とのこと
この手術で次回に子供が産めなくなる可能性はないとは言いきれないが、高くないと
看護婦さんに説明を受けた後、受付の人が2人来た
「手術の予約をお願いしたいんですが、当院では12週目までの手術しか行っておりません
現在、7週目ですので・・・つわりはヒドいですか?」
「いいえ それほど」
あることはあるけど、吐いたりするほどでもなかったので、そう応えた
「お急ぎですか?」
急ぐ必要もなく、「いいえ」っと言った
「・・・・では、この週か、この週でいかがですか?」
カレンダーを私に見せながら、GW明けの、6日、7日か、13日、14日を指す
ギリギリよりも、少し早めに...そう、思い、
「・・・・・じゃぁ、6日でお願いします」っと、予約をし、
手術時の注意事項と、同意書をもらい、病院を後にした
鞄の中から同意書を出し、彼に渡す
「6日に前処置をするので、その時にそれも持っていかないといけないんです
それまでにそれに判を押して、いただけますか?」
「・・・わかった」
「4月いっぱいで仕事を退職します
手術するにしても一週間、安静にしないといけないし、精神的にも落ち着かないので」
お腹に手を当てながら続けた
「GW中はこの子と一緒にゆっくり過ごして、手術に臨みます」
「俺も一緒に過ごすよ」
思いがけない言葉に「え・・・」っと、驚いてしまった
「手術することは誰にも言われへんやろ?
だから、ずっと傍にいてあげたい」っと
今、思うと、私は彼の「産んでほしい」という言葉を信じられなかったんだと思う
「本当に本心で言ってるんですか?」っと確認したりして
「たとえ、手術したとしても、ずっと傍にいる」っと彼は言ってくれた
産むにしても、産まないにしても、彼なりに責任を背負おうとしてくれてたのに
予期せぬ妊娠と、初めて経験するつわり そして、仕事のこと、将来のこと
お腹の赤ちゃんのことでいっぱいで私は彼と向き合うことができないでいた
いや、彼と向き合うことを放棄していたのかもしれない
彼と向き合うことができないということは
お腹の赤ちゃんとも向き合っていないことと同じこと
夜、一人でベットの中で涙を流し、嘆き、悲しみながらも、どことなく、空虚感が漂っていて
我ながら上辺のクサイ演技のように思えてならなかった
そうやって、演じることで、自分がこれから犯そうとしている大罪への罪悪感
女として子供を授かり、それを自ら放棄する、嫌悪感
そして、手術への恐怖心 心身共に傷付くことへの恐れ
声をあげ、泣きながらも、自分の身の可愛さのあまり、それらを少しでも
和らげようとしているだけのようにしか思えなかった
そんな自分が憎かった
だけど、憎みきれなかった
真に彼と、宿した命と向き合うことができないということは
結局のところ、自分のこと以外に考えることができない人間なのだ
手術の予約をした時は、手術の前処置当日まで10日ほどあり、
その間、色々なことを考えれる時間があると思っていたけど
時の流れはずっと早く、とうとう、手術の前日を迎えた 出産決意まで③病院で妊娠検査を受けた日の夜、
雨が降る中、彼からのメールを受け、傘を片手に家を出た
彼の車の後ろの座席に乗り、しばらく車を走らせる
人目につかないところに停め、彼も後ろの席へ
「妊娠6週目みたいです
最終月経から数えるみたいで・・・」
どう考えても計算が合わないのだ
だけど、最終月経以降、彼以外の男性と関係を持っていないし
彼以外と男性の子供を妊娠するなんてありえない
今、考えると、ショーツに付いていた、生理前にある薄くて少ない赤色のシミは
生理が始まるの兆候のシルシではなく、着床のサインだったのだ
けど、そのサインに気づいたところで、どうにかなっていたワケでもなく
子宮に授かった命をなかったコトにする事はできない
産むにしても、産まないにしても、責任を全うしなければいけない
私は女なんだっと、改めて思い知らされる
泣きながら話す私の手を握り、彼は
「一生大切にする 産んで欲しい」っと言った
だけど、私は首を横に振り、それを受け入れなかった
一緒になって、やっていけるはずがない
それよりも、今回は諦めて、次に・・・
次に?
目の前が真っ暗になる
彼の手の温もりさえわからない ただ、雨音だけが耳に響いた
家に戻り、中絶手術の内容や、関連サイトを見る
法律で中絶手術が認められているのは12週目まで
それ以降は死産や、流産等の何らかの理由がない限りは認められていない
最も、認可されていない、所謂モグリの医者ならしてくれるらしいけど
母体への負担や、子宮を傷つける可能性が大きくなる
ネットで色々見ていると、外国で手に入る、堕胎薬があるみたいで
日本では認可されておらず、認可されている諸外国でも医者の診察の元
使用するみたいで、かなり危険が伴う
もちろん、手に入れようと思えば手に入るけど、母体への安全の保障はない
もし、手術によって子宮が傷付き、二度と子供を産めない身体になっても
自分が選んだこと 自分の責任だから、嘆く資格さえない
産みたいと湧き上がる母性と、無責任で身勝手な自我がぶつかり合う
「今、産んでたら後で楽やで それに一回ぐらいは結婚しといたらええんちゃん?」っと、
職場の同性で40過ぎの未婚の人に言われたけど
どうして、そんな簡単に考えれるのか、どうして、「楽」とか、「大変」とか、
そういう単純な次元で結婚・出産・育児を捉えるのか理解できなかった
雨の夜からも彼から「産んでほしい」っと、メールは着ていた
仕事が終わった後、つわりのある私を気遣い、彼は私の勤務していた会社まで
車で迎えにも来てくれ、毎日のように家まで送ってくれた
その間、自分の生い立ちや、家族のことを彼と話した
自分があまり満たされずに育ったように今でも思っている
両親の顔色を見て過ごしていた
だから、もし、自分に子供ができた時は、子供らしく育ててあげたいと思っていた
でも、付き合い出して間のない、貴方とはやっていく自信がないっと
ある日、「つわりでしんどい時に使って」
そう、言って彼は封筒を差し出した
「タクシー代が入れてあるから 迎えに来れない時とか、タクシーを使い」
どうして、ここまでしてくれるんだろう?
私は彼の申し出を断り、授かった命を・・・・
わからなくなって、目の前がクルクル、廻る
だけど、受け取らなかった 受け取れなかった
泣きながら、封筒を拒んだ
自業自得とはいえ、次第に私は精神不安定になり、彼から数日、距離を置くことにした
金曜日までには結論を出しますっと彼に伝えて 出産決意まで②妊娠検査薬で陽性が出た翌日、仕事を休み、病院へ足を運んだ
小水を取り、名前を呼ばれるまで待合室で待つ
みんな、お腹に赤ちゃんを宿した人ばかりで
膨らんだお腹に手を当て、幸せそうに微笑んでいる人たちばかりだった
その前の晩はつわりがひどく、1時間浅い眠りに落ちては吐き気で起こされる
それの繰り返しで、待合室でも、込上げてくる吐き気と、睡眠不足で
気分が悪く、終始、ハンカチを口に当てていた
勢いよく、看護婦さんに名前を呼ばれ、中に通される
小水の結果をカルテに書き込みながら看護婦さんが口にする
「陽性です 妊娠してますね」
その後、通されたのが診察台
顔や、向こう側が見えないように上半身まではカーテンで仕切られている
下半身に着けているモノを全て脱ぎ、ピンク色の専用の「イス」に座ると
看護婦さんが「イスを倒しますね」っと、操作する
イスは自動的に少し前に動き、その後、ゆっくりと背中から倒れ、
ちょうど下半身に当たっていたイスの一部分が、「パカ」っと下に降りる
向こうから見ると私の性器は丸見えの状態で、少し待たされた
羞恥心とか、そんなモノはない
陽性でも子宮外妊娠や死産の可能性もあるかもしれない
なぜか、そんなことばかり考えていた
名前を呼ばれ、膣に冷たいモノが挿入される
「上に設置されているモニターを見てね」っと言われ、右上に
設置されている薄いTVモニターに顔を向ける
白黒の画面に小さな小さな黒い影
その黒い影の中にさらに小さな粒がドクン、ドクンと脈打っているのがハッキリと映っていた
「こんな時から心臓の動きが確認できるなんて、すごく強くて元気な子ですよ」
先生のその言葉に一瞬、何もかも吹っ飛んだ
小さな生命への感動に手に持つハンカチを強く握り締め、湧き上がる感情を抑えた
その一方で新しい生命を授かった事を心から喜べない自分の存在にも気付く
診察に入り、先生にさっきのモニター画像をプリントしたモノをもらう
「もし、ウチで産むんだったら、これからも検診に来てね」っと言われ
「パートナーに相談してないんですが、もし、産まないという選択をした場合・・・」
思わず、涙が溢れそうになり、ハンカチで抑えた
「その場合は早めに来てね もし、産む場合は3週間後に来てください」っと言われた
妊娠検査や、診察・検診には保険がかからない
事前にネットで調べてたおおよその金額通り、9500円の支払いを済ませ、病院を出た
家に戻り、ベットに横たわる
昨晩から何も食べていないのに空腹は感じない
目を瞑り、つわりが治まるのを祈る
バックから病院からもらった、画像を取る
鮮明にあのモニター画像が蘇り、泣いた
しばらくして落ち着いた後、仕事中の彼にメールを打つ
「産むことはできません 手術しようと思います」
数時間して、「今日、仕事帰りに家の近くまで行きます 出てきてもらえますか?」っと返信が
正直なところ、彼には会いたくなかった
手術をして何もかも終わらしたかった
その時の私は「心も身体も傷つくのは女の私の方」だと、彼に言っておきながら
命の尊さについてわかっていなかった
そう、何1つ 出産決意まで①4月の中旬
生理が遅れるのは先月も同じだった
10日遅れてきたもの
きっと、ストレスとか、環境の変化でホルモンのバランスを崩しているんだろう
そう、思っていた
仕事中にある、不可解な吐き気
それまで愛飲していたコーヒーが欲しくなくなり、胃の不快感に首を傾げる
もしかして・・・明日、月のモノが子宮から滴り落ちなければ・・・
仕事帰りにドラックストアーで買った、妊娠検査薬は思ったよりも安くて
こんなにも気軽に命が宿ったか、どうか調べられる事に少し笑ってしまった
部屋で説明書を読み、トイレに入る
白のスティックに尿をかけると、はっきりとした青色の印が
部屋に戻り、何度も説明書とスティックに示された青色の記号を見比べる
しばらく、部屋の一点を無心で眺め、携帯に手を延ばす
「生理が遅れていて、今、妊娠検査薬で調べたら、陽性でした
明日、仕事を休んで病院へ検査に行って来ます」
彼からの返信は「わかりました」と、至極、シンプルな内容で
理由はわからないけど傷付いた気持ちになり、携帯を捨てるように乱暴に机に置いた
「吐き気」が「悪阻」になる
何とかお風呂には入ったものの、子宮に宿った生命が、まるで自分の存在を
誇張するかのように悪阻が激しくなる
部屋に戻り、横になった後、投げ捨てた携帯を見る
彼からの2度の着信と2通目のメール
「産んで欲しい」っと
彼と知り合って半年
本格的に付き合って、1ヶ月半が経とうとしていた
自業自得なコトはわかっている
けど、そんな簡単なもんじゃないでしょう?
本当は嬉しいはずの反応が、その時の私にはとても残酷に思えて
その夜は、悪阻と、嗚咽と涙で眠れなかった |
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